2010年9月14日火曜日

お皿が割れたら・・・偽金継ぎに挑戦!


こんにちは、小田薫です。
9月も中旬だというのに、まったくもって暑いですね。

先日、ふとしたはずみに使い勝手の良い小鉢を割ってしまいました。


なんとも良い割れっぷり。

この小鉢は祖母がつくったもので、
お料理のお味見をしたり、薬味を切ってよそっておいたり
なかなか使えるものでした。

これをこのまま捨てる訳にはいかない!!
そう思い、小鉢に金継ぎを施して復活させることにしました。

普通、金継ぎは割れた陶器の破片を漆で接着して、
その継いだ部分に金粉をまぶして仕上げます。

しかし、漆の苦手な私・・・。
ちょっとズルをして、エポキシ系の接着剤で偽金継ぎすることにしました。

ちなみに、エポキシの接着剤は15分で硬化するものがお勧めです♪


大きい破片から
順番にくっつけていくと・・・


あら! 元通り!!
綺麗にくっつきました。

接着剤を多めに乗せて、ぷっくりと少しはみ出させるのが
うまく仕上げるコツです。

接着剤のはみ出たところが半分乾いて
指で触っても指にべったりくっつかなくなったら、
金粉を振りかけて押さえます。

私は手持ちの金箔があったので、箔を押しました。


偽金継ぎ、完了。
なんだか生き返って、格が上がったみたいに見えます。


ついでに、家にあった割れたり淵が欠けたりした陶器を集めて
全部補修してみました。


お皿は割れたら捨てて、ついつい新しいものを買ってしまいがちですが、
大切なお皿が割れてしまったら、一度金継ぎで補修してみてください。

少し手間をかけて補修するだけで、こんなに立派に生き返りますよ!