2011年6月3日金曜日

博士論文を提出してきました。


こんにちは。
小田薫です。

今日から週末にかけて梅雨の中休みで晴れるみたいですね!
恵みの雨とは言え、やっぱり雨が続くとやる気がなかなか出ません・・・。


昨日、博士論文を提出しに久しぶりに母校の東京藝大に行ってきました。

そういえば、ご報告が遅れましたが3月25日をもって私、小田薫は
博士号を取得いたしました!!

美術で博士? 何博士??と思われる方も多いと思いますが、
作品を制作するにあたっての課程を論じた「美術過程博士」という
学位です。


論文の題目は『記憶の在り処-不安を不在に向き合う造形-』。
見た目はこんな感じです。

2か月ほどで東京藝大の大学図書館と、国立図書館に収蔵されますので、
ご興味がおありの方はぜひご覧ください。


そして、論文を執筆するにあたって非常に非常にお世話になった、
藝大の美術教育の准教授の小松佳代子先生にごあいさつしてきました。

すると、なんと修了祝いに、先生の近著
『楕円の学び―よりよい指導者の育成を目指して―』というご本を
くださいました。

『楕円の学び-よりよい指導者の育成を目指して-』叢文社
http://www.soubunsha.co.jp/sofind.cgi?isbn=7947-0650


本にはメッセージカードが挟まれていて、そこにはお祝いの言葉として
こう書いてありました。


 自分自身を「信じている」者だけが、他人にたいして誠実になれる。
・・・信念は人間が生きてゆくための前提条件の一つである。
―エーリッヒ・フロム



小松先生に以前、大学出た今からが本当のスタートだと言われました。

私はまだレースのスタートを切ったばかりです。
これから、自分自身の感覚や考えを信じて
(時には己に厳しい疑いの目を持って)誠実に生きていきたいです。