こんにちは。
小田薫です。
今回の台風はなかなか前に進んでくれませんね。
私は風と雨を警戒して、昨日から自宅で仕事をしています。
3か月も前の話になりますが、鍛冶Fuigoの平田淳さんから
誕生日プレゼントにこんなものをいただきました。

これ、なんだかわかりますか?
この真っ黒な塊、実は炭です。
石炭とコークスの間くらいのもので、
鉄を真っ赤にして叩くためのものです。

プレゼントということで、かわいくリボンを付けてくれました♪
これを3~4cm角の大きさに砕いてから炉の中で火を点けて、
鉄を赤めます。

私が使っている炉は、
おそらく昭和初期につくられた「吹子」というもの。
小さなブロアーが付いていて、
スイッチを入れると空気が出てきます。
買ったままでは空気の勢いが強すぎて火がうまく
点かなかったので、空気の量を調節できるように
改良しました。
手前についている「竹コプター」のようなレバーを前後させると、
火力を調節できます。

今は、8月19日からの日本橋蠣殻町にある
SAN-AI GALLERY+contemporary artでのグループ展に
参加する予定なので、そのために作品を制作しています。
画面左に写っている鉄の棒を叩いています。
その制作の合間に、釘を何本か作りました。
ガンガン叩いていると、金床がずれて台から落ちそうになって、
いつもヒヤリとします。

だので、釘を金床の周りに打ち込んで、動かないようにします。

今回作ったのは、この5本。
左側の釘はお花のようにしようと思ったのに、
レンコンみたいになってしまいました・・・。
思い通りにならないことは多いけれど、
やっぱり、鉄を叩くのは楽しいです!!