2011年10月31日月曜日

galerieH「小田薫展―記憶のある場所―」がはじまりました


こんにちは。
小田薫です。

近頃ずいぶん陽が落ちる時間が早くなりましたね。
みなさん、秋の夜長を楽しんでいらっしゃいますか?

さて、以前にもお伝えしましたが、昨日10月30日(日)より、
三軒茶屋のgalerieHにて小田薫の個展「記憶のある場所」が
開催されています。

今回の個展では小田薫作品のスタンダードともいうべく
「家」の作品を展示しております。

今日はギャラリーの展示の様子をお伝えしたいと思います。


ギャラリーの扉を開けると、真っ白な空間の中に
おうちたちがお出迎えしております。

手前の鍵つきの作品は、2010年2月に開催した
銀座のGALERIE SOLでの個展で展示したものと同じです。

また、中央の壁に展示した作品は今年3月の
人形町のSAN-AI GALLERYで展示したものです。

以前ご覧くださった方もいらっしゃるかもしれません。


部屋の反対側からみると、こんな感じです。
すっきり、落ち着いた空間を作り上げることができました。


今回の展示では、ドローイングも初披露しています。


次回は作品を1つ1つご紹介しようと思っています。
お楽しみにお待ちください!

なお、会期は11月12日(土)までとなっております。
木・土・日は在廊しておりますので、
お近くへお越しの際や、三軒茶屋散策をされる際には
ぜひお立ち寄りください。

皆さまのお越しをお待ちしております!!


※galerieH「小田薫展―記憶のある場所―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。

2011年10月23日日曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」鍛金ワークショップ②を行いました!


こんにちは。
小田薫です。

10月なのに、昨日からまた暑さが復活していますね。
最近のお天気はいったいどうなってるんでしょうか・・・。

気温の変化が非常に激しいので、
みなさん、体調を崩さないようにしてくださいね!


さて、10月16日(日)に鍛金ワークショップ第2弾を行い、
錫のマドラーをつくりました!



参加してくださった方々の楽しそうな制作の様子が
Gallery 工房親のブログ「CHIKA Blog」に紹介されていますので、
ぜひご覧ください!!

「10月16日のワークショップ風景」
Gallery 工房親のスタッフが綴るARTな日記「CHIKA Blog」

http://kobochika.jugem.jp/?day=20111019


ちなみに、この写真は私の試作品(上)と
材料の純錫(下)です。

錫という金属はとっても軟らかくて、
ちょっと力を入れると、すぐにグニャっと曲がってしまいます。

自分のつくったマドラーで飲み物をかき混ぜるのも、
なかなかいいものです♪


そして、最後になりましたが、昨日10月22日(土)に
無事にGallery 工房親での「小田薫展―記憶のかたち―」を
終えることができました。

足をお運びくださったたくさんの皆さま、
本当にありがとうございました!!
この場を借りてお礼申し上げます。

そうこうしている間に、来週日曜日からは
2011年の個展第3弾!三軒茶屋のギャラリー galerieHでの
「小田薫展―記憶のある場所―」が始まります!!

展示する作品についてなど、またこのブログで
お知らせしたいと思います。
お楽しみに!!


※Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、本当にありがとうございました。

2011年10月20日木曜日

galerieH「小田薫展―記憶のある場所―」のお知らせ


こんにちは。
小田薫です。

日に日に秋も深まってきましたね。
朝晩はずいぶん寒くなってきましたので、
くれぐれも風邪をひかないようにお気をつけください!!

さて、恵比寿のGallery 工房親での個展も
残すところあと3日となりましたが、
ここで、10月30日(日)より始まる個展のお知らせです。



8 Solo Exhibition_s 
#6 小田薫 「記憶のある場所」


Littlefan.netが注目する8名のアーティストによる連続個展企画です。
小田薫は6番目のアーティストとなります。

三軒茶屋のgalerieHにて、8月より二週間おきに開催し、
いよいよ後半戦に突入します。
是非ご高覧ください。

開催日:2011年10月30日(日)~11月12日(土)
営業時間:12時~19時、最終日(土曜日)は17時まで)、月曜休廊
場所:galerieH
東京都世田谷区太子堂1-15-12 セントラルビル2階
Tel 03-3795-0045
http://www.galerie-h.jp/

なお、Littlefan.netのWeb site内に、
8 solo Exhibition_sのページがありますので、
ぜひご覧ください。
http://www.littlefan.net/8solo/


今回の個展「記憶のある場所」では、家の作品を5点と
ちょっとしたドローイングを5点、展示いたします。

初日の10月30日(日)の17時から、オープニング・パーティを行います。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


※galerieH「小田薫展―記憶のある場所―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。

2011年10月17日月曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」出品作品について② ―双六篇―


こんにちは。
小田薫です。

もう10月の半ば過ぎだというのに、おとといくらいから
夏が戻ってきたようなへんてこなお天気が続いていますね。

さて、いままでもお伝えしてきたように、
小田薫は現在、恵比寿のGallery 工房親にて、
個展を開催しております。

今回は個展に出品している「双六」の作品を
ご紹介しようと思います。


「平成酔いどれ浮世双六」

この作品は今から3年前の2008年に、
同じ藝大の鍛金研究室の助手をしていた清水史さんと
伊丹国際クラフト展に出品した作品です。

当時のニュースで、皇太子ご夫妻のご長女・愛子さまが
「大相撲出世双六」なるもので遊んでいらっしゃるのを見て、
私も何か面白いものが作れるのではないかと思いついて
制作した作品です。

お酒は「記憶をよみがえらせる力」や、
はたまた「記憶をきれいに流す力」を持っています。
私は「記憶」をキーワードに作品を制作しているので、
そのようなお酒の力を作品に利用してみようと思いました。

双六は清水史さんが制作しています。
二十歳になった青年がお酒を飲みながら、
大人になっていくほのぼのストーリーです。

駒の提灯型ぐい飲みは私が制作しています。
赤いものは銅に、白いものは銀に、
それぞれ烏銅を切り嵌め象嵌を施しています。

こんな見かけですが、日本の金工技術をフルに駆使して
制作しています。


「ホッピーでHappyすごろく」

今回の個展のために制作した新作双六です。

こちらも双六は清水史さんが制作しています。
はじめてホッピーを飲む青年が、ホッピーについて学びながら、
幸せになっていくほのぼのストーリーです。

駒のホッピー専用銅カップは私が制作しています。
ホッピーのロゴを鏨で彫り、銀箔で彩色しています。
白ホッピーは金メッキ、黒ホッピーは硫化仕上げを施しています。

Gallery 工房親での個展は今週土曜日、
10月22日までとなっております。

10月20日15時以降と、22日は1日在廊しおります。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


※Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。

2011年10月16日日曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」鍛金ワークショップ①を行いました。


こんばんは。小田薫です。

昨日の晩からいきなり天気が崩れ、雨が降ったり止んだり
忙しい空模様が続いていますね。

このブログでも以前ご紹介しましたが、10月8日(土)に
現在個展中の恵比寿のGallery 工房親にて、
鍛金のワークショップを開催いたしました。


その様子が工房親のブログ「CHIKA blog」にアップされていますので、
ぜひご覧ください!!

恵比寿文化祭アートバスツアー&ぐい飲み制作WS風景
http://kobochika.jugem.jp/?day=20111013

また、同じく「CHIKA Blog」で
「「鍛金」とは!~ぐい飲み制作の道具と手順~」と銘打って、
ぐい飲み作りのための道具と手順を私が解説しています。

「鍛金」とは!~ぐい飲み制作の道具と手順~
http://kobochika.jugem.jp/?day=20111015


鍛金をする時にどういった道具を使っているのか??
どんな道具を使えば手軽に金属を叩けるのか??
そもそも鍛金でぐい飲みを作るって、どうやってやるの??等、
疑問を持っていらっしゃる方はぜひ、ご覧下さい。

そして、本日10月16日の14時からは、
錫を叩いてマドラーを作るワークッショップを開催いたします。

まだ人数に余裕がありますので、
ご興味おありの方はぜひご参加ください。

お申込み、お問い合わせはGallery 工房親まで、お願いいたします。
電話 03-3449-9271
E-mail info@kobochika.com
URL http://www.kobochika.com/


※Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。

2011年10月11日火曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」出品作品について① ―錠前篇―


おはようございます。
小田薫です。

近頃はすっかり秋も深まり、
さわやかなお天気が続いていますね!

さて、いままでもお伝えしてきたように、
小田薫は現在、恵比寿のGallery 工房親にて、
個展を開催しております。

今回は個展に出品している「錠前」の作品を
ご紹介しようと思います。


会場に入って真っすぐ進んだスペースには、
このように3つ、台上に置かれた作品が並んでいます。

私は「記憶の在り処」をテーマに作品を制作してきました。
家のかたちをした作品に扉や鍵を付け、
その中に記憶を封じ込めようとしてきました。

今回、その「記憶を封じ込める」という行為だけを取り出して、
錠前を制作してみました。

日本人である私たちが、過去から現在まで変わらず
親しんできたもののかたちを取り上げています。


「雲隠れ松葉錠」

鍵がかかると月が雲の間に隠れます。
今も昔も、人は同じような気持ちで美しい月を
眺めていたのではないかと考え、制作しました。


「駕籠型松葉錠」

お駕籠の吊り手のところが開閉します。
駕籠に乗ったお姫様は、何を考えていたのだろうかと
想いを馳せ、制作しました。


「角樽型松葉錠」

角樽は婚礼やお正月などのおめでたい時に
使用するお酒の樽です。
昔は我が家でもお正月になると、角樽の中にお酒を詰め、
両親が楽しそうにお酒を飲んでいたのを思い出します。


展示は10月22日(土)の18時まで開催しております。
お近くに来られた折にはぜひ、お立ち寄りください。

また、10月16日(日)のマドラー作りのワークショップは
引き続き、参加者を募集しております。
「親子で楽しむ」と銘打ってありますが、お一人様や
大人同士のご参加でも、もちろんOKです。

皆さまのご参加をお待ちしております。

「親子で楽しむ初めての鍛金!マドラー制作」
10月16日(日)14時~16時、参加費3500円(親子1組分)、定員15組

お申し込みはGallery 工房親までお願いいたします。 
Tel 03-3449-9271
URL http://www.kobochika.com/


※Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。

2011年10月9日日曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」小田薫のインタビュー記事のご案内


こんばんは。
小田薫です。

過ごしやすいお天気が続いていますが、
10月の3連休を皆さま楽しんでいらっしゃいますか?

以前からお伝えしていますが、恵比寿のギャラリー工房親にて
現在、個展を開催しております。

先日、工房親のオフィシャルブログ・チカブロ CHIKA Blogの中で、
私のインタビュー記事が紹介されました。

「小田薫さんへのインタビュー」
チカブロ CHIKA BLOG / Gallery工房親のスタッフが綴るARTな日記

http://kobochika.jugem.jp/?day=20111007


私が鉄を選んだ理由や作風の変化について、
はたまたこれからしたいことについてなど、
作品に関してお話をしています。

現在出品中の作品の写真や、私の姿まで(恐ろしい)ご覧いただけます。
ご興味おありの方はぜひ、覗いてみてください。

2011年10月3日月曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」小田薫が語る、小田薫の周りのあれこれ


こんばんは、小田薫です。

昨日10月1日より恵比寿にあるギャラリー 工房親にて
個展が始まったことを今朝ご報告しました。

が、個展に際して語った(記した)ブログを工房親のブログに
アップしていただいたのですが、制作の都合上、告知するのが
遅くなってしまいましたので、ここでお知らせしたいと思います。

「10月1日より開催「―記憶のかたち―」小田薫展」
チカブロ CHIKA BLOG / Gallery工房親のスタッフが綴るARTな日記

http://kobochika.jugem.jp/?month=201109


ここでは、私のアトリエの周りの風景や、
毎日制作する日常で感じていることを言葉に綴っています。


ぜひご覧下さい!!

2011年10月2日日曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」がはじまりました!


おはようございます。
小田薫です。

10月に入り、やっと秋らしい空気に包まれるようになりましたね。

さて、前回ブログでご紹介しましたが、
昨日から恵比寿のギャラリー、工房親にて
「小田薫展―記憶のかたち―」が始まりました!!

今回はギャラリーのオーナー馬場隆子さんが書いてくださった
個展のコンセプト文に沿って、展示の様子をお知らせします。


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小田薫はこの春に東京芸術大学工芸の鍛金の博士課程を修了した若い鍛金作家である。
工房 親ではすでにアートフェア、グループ展でその作品を紹介してきたが、今回は本格的な展示企画のデビューの個展を開催。

彼女は「記憶」をテーマに制作している。
「記憶」はいうまでもなくソフトなもので、小田も抽象的な表現と形あるものを借りての表現で制作している。

すなわち硬い鉄をたたいて2つの方法で「記憶」を表現する。
1つは抽象的な鉄の線(棒状のもの)でさまざまな記憶をリズムよく現代アートのフィールドで表していく。


もうひとつは形あるものでの表現として、2つのやりかたで表す。
ひとつはお酒と記憶。お酒は忘れたい記憶や消したい思いを晴らす道具のひとつである。




またもう一方、鍵や扉は隠したり秘密にしたい記憶を象徴している。それらは日本人独自の完成や文化を元に表現される。
誰もが大切な大切な記憶がある。楽しい記憶で生きる力も与えられたり流して消したい記憶、誰にも知られたくない秘密な記憶。



そのような記憶を日本人の心、アイデンティティーとして積み重ねられた心や文化を通して鉄でたたいて表現する若い小田の本格的な企画展示を多くの人にご高覧頂き、応援していただきたいと思います。


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今回の展示では、「記憶のかたち」という抽象的な作品と
「双六」「鍵」という具体的なかたちを持つ作品、という
2つの要素で空間を構成しています。

今までにはお見せできなかった「小田薫」の世界を
感じていただける展示となっていると思います。

せっかくの「芸術の秋」の季節がやってきましたので、
ぜひご高覧下さい!!

私は木曜日は15時頃から、土曜日と日曜日は1日在廊しています。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。


※Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。