2011年10月11日火曜日

Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」出品作品について① ―錠前篇―


おはようございます。
小田薫です。

近頃はすっかり秋も深まり、
さわやかなお天気が続いていますね!

さて、いままでもお伝えしてきたように、
小田薫は現在、恵比寿のGallery 工房親にて、
個展を開催しております。

今回は個展に出品している「錠前」の作品を
ご紹介しようと思います。


会場に入って真っすぐ進んだスペースには、
このように3つ、台上に置かれた作品が並んでいます。

私は「記憶の在り処」をテーマに作品を制作してきました。
家のかたちをした作品に扉や鍵を付け、
その中に記憶を封じ込めようとしてきました。

今回、その「記憶を封じ込める」という行為だけを取り出して、
錠前を制作してみました。

日本人である私たちが、過去から現在まで変わらず
親しんできたもののかたちを取り上げています。


「雲隠れ松葉錠」

鍵がかかると月が雲の間に隠れます。
今も昔も、人は同じような気持ちで美しい月を
眺めていたのではないかと考え、制作しました。


「駕籠型松葉錠」

お駕籠の吊り手のところが開閉します。
駕籠に乗ったお姫様は、何を考えていたのだろうかと
想いを馳せ、制作しました。


「角樽型松葉錠」

角樽は婚礼やお正月などのおめでたい時に
使用するお酒の樽です。
昔は我が家でもお正月になると、角樽の中にお酒を詰め、
両親が楽しそうにお酒を飲んでいたのを思い出します。


展示は10月22日(土)の18時まで開催しております。
お近くに来られた折にはぜひ、お立ち寄りください。

また、10月16日(日)のマドラー作りのワークショップは
引き続き、参加者を募集しております。
「親子で楽しむ」と銘打ってありますが、お一人様や
大人同士のご参加でも、もちろんOKです。

皆さまのご参加をお待ちしております。

「親子で楽しむ初めての鍛金!マドラー制作」
10月16日(日)14時~16時、参加費3500円(親子1組分)、定員15組

お申し込みはGallery 工房親までお願いいたします。 
Tel 03-3449-9271
URL http://www.kobochika.com/


※Gallery 工房親「小田薫展―記憶のかたち―」は終了いたしました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。